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Google版Wikipedia「Knol」は Wikipedia を超えられるのか。

23日。google は昨年末から招待制でテストしてきた知識共有ツール「Knol」を一般公開しました。


Ad Innovator で
Google KnolがWikipediaを超える3つの理由
という気になる記事を読んだので、この機会に色々 Knol を調べてみた。


もはや世界最大の百科事典となった wikipediaGoogle は抜くことができるのでしょうか?
また、その戦略は?特徴は?


まずは、TOP ページ。

シンプルで使いやすそう。(全部英語だけど)
この辺は、さすが Google といったところ。
サイトはシンプルなのがいいよね。やっぱ。


記事は大学の論文が多いのかな。
多くの記事が論文と同じ形式を取ってます。


記事には投稿者の画像や詳細が載っています。
実はココが大きな特徴。
wikipedia との違いですね。

【投稿者を重視したつくりになっている】

記事投稿者を明記せず、『誰もが参加する百科事典』の wikipedia に対し、Knol は『投稿者の情報を明記』しています。
つまり、投稿者は投稿内容に一定の責任を持たなければなりません。
投稿者は投稿した記事について、閲覧者から評価を受けます。
評価は★5つで表示されます。
また、コメント欄も用意されており、できの悪い記事には文句が付けられたり、いい記事には賞賛のコメントが寄せられることでしょう。

・筆者画像
・筆者プロフィール
・他者評価
・コメント欄
・記事レビュー
・改変依頼

この戦略は、Wikipedia の弱点ともいえる、『信頼性の低さ』を解消するためのものでしょう。
投稿者に一定の責任を与えることで、適当な内容の記事や、一部に偏った考え方の記事は自動的に駆逐される仕組みをとってます。
下手なこと書けば、評価は下がり、コメントでボロクソ言われる。って訳ですな。


また、一つの単語に対して、複数の Knol ページを作成することができます。
つまり、信頼性がない記事を書いても、閲覧者は、同じ単語について説明している他の評価の高い投稿者の記事を読むようになるというわけです。


でも、これは諸刃の剣の戦略でしょう。
投稿者の責任が重くなることで、投稿の『気軽さ』が減り、投稿数が減るのは目に見えてます。
『信頼性』と『投稿数』。
どっちを取るのか。


wikipedia は『投稿数』をとりました。
信頼性は低いけど、圧倒的な記事数を誇ります。


Knol は『信頼性』をとりました。
信頼性は高いけど、記事を投稿する人は限られそうです。



が、
この諸刃の剣を、黙って享受する Google 先生ではありませんでした。


と、いうわけで二つ目の大きな特徴。

【Knol には投稿者が記事内に Google AdSense を張って、広告収入を得ることができます。】


投稿者からすれば、記事を書くだけで自分の Webページを作れちゃうようなものです。
メンテも運営も Google まかせ。
しかも、未来永劫(改変依頼がなければ(あっても無視できるけど))広告収入が入ってくるページです。


こりゃ魅力的。
実際どの程度のおこづかい稼ぎになるかどうか分からないですが、人気のある単語に対して複数記事を作成すれば、それなりのお金が手に入りそうな予感。
いずれ、Knol 長者なんてのが出現するのかな。。。
お金が手に入るとなると、記事を投稿する人も増えるというもの。


というわけで、自社のサービスである、AdSense と組み合わせることにより、Wikipedia が不可能だった、『信頼性』と『投稿数』をいともあっさり両方とも解決しちゃってます。
しかも、評価が高い記事ほど、Google の検索で上位に表示されるとか・・・。


すっげ。



最後に、感想


正直言うと、これはあくまで机上の空論。単なる予想。
実際、『信頼性が高く』『投稿数が多い』となるかどうかは、分かりません。

しかし、Knol が Wikipedia を抜くだけのポテンシャルがあるのは間違いないように思います。

使いやすいし、見やすい。
あとは記事数が増えれば利用者も増えることでしょう。